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「着られる服がなくなってオシャレに目覚めた」 俺たちポジビスト vol.1 東田拓也さん 後編

ポジティブでビッグな人たちの生き方を追う、それがこの企画「俺たちポジビスト」。今回開催される、日本で初めての太った男性のためのファッションショー「東京ポッチャリCOLLECTION(以下:ポチャコレ)」に際して、この「ポチャコレ」のために開催されたオーディションを勝ち抜いたモデルの皆さんにお話を聞いてきました。


第1回目に引き続き、今回も東田拓也(ひがしだ・たくや)さんにご登場いただきます。
前編はコチラ!
明るく前向きなデカメン、文字どおりの「ポジビスト」である東田さん。今回も「ポチャコレ」のリハーサルの合間にお話をきかせていただきました。ポジビストを目指すデカメンの方々が参考にできるエピソードをたくさん聞いてきましたよ!

着られる服がなくなってオシャレに目覚めた

―いつもファッションを楽しんでいるのがビシバシつたわってくる東田さんですが、オシャレの楽しさに目覚めたのはいつごろですか?


「小学生の時に15kg体重が増えて、小学校3年生のときには子供用の服が着られなくなったんですよ。それで仕方なく、ブランド物の服を探すようになりました。その頃、すごく背が高い友達がいて、彼も子供服が入らないから、2人で周りとは違う服を着るようになって。それからファッションを楽しむようになりましたね。その背の高い友達とは今でも親友です。」

「それ以来、大きなサイズの人がどんな服を着たら似合うのか、というのは常に意識しています。このごろは、モデルデビューをするということもあって、いっそう気にするようにしています。」

―さいきん気がついた着こなしのコツとかってありますか?

「コツっていうか、自分が気をつけていることなんですけど、上半身はフラットに、足元はスッキリさせるということですね。身体が大きい人にも色々なタイプがあって、自分は比較的「逆三角形」をしているんです。身体の上のほうがデカくて下が細いっていう。で、こういう場合に意識するように心がけているのは、細いところは細く見せて、太いところはフラットに見せる、ということです。」

―細いものは細く、太いところはフラットに…?

「そう。たとえば、上半身がデカい僕のような体型の場合は、太いところ、つまりおなかがでっぱるような姿勢(画像左側)をしているよりも、フラットにみせる(画像右側)ようにするほうが、きれいに見えるなってことですね。」



ー本当だ!たしかにおなかをフラットに見せるほうがすっきり見えます。言われてみると、足元もたしかにスッキリ細く見せていますね。

「デカい部分が平たく、細い部分が細く見える服を選ぶようにすると、すっきりとしたオシャレなコーディネートになると思うんですよ。全体的な印象としては、デカいという感じなまま、だらしなく見えないというコツかなと。あと敢えてTシャツをインするとか。」

―Tシャツをパンツインしちゃうんですか。

「そうそう。パンツインしてしまうと、どうしてもデカい感じが出てくるのですが、暖色じゃなくて寒色、明るい色よりも暗い色を選ぶことで、落ち着いた印象にすることができます。あと、パンツインすることで少しだけフォーマルな感じになるから、首周りにバンダナを巻いたりすると、よりオシャレな感じになります。ちょっとだけフォーマルな感じに合わせたアイテムをとり入れるんですね、サングラスをかけてみたりとか。太っているから、いつもおんなじファッションなんでしょ、というのではなくて。普通の人が普通にファッションを楽しむのと同じように、自分なりにファッションを楽しみたいというのは、ずっと思っています。」


カラダの大きい人が普通にファッションを楽しむ時代

 ―「普通の人が普通にファッションを楽しむのと同じように、自分なりのファッションを楽しんで欲しい」というのは、東田さんがオーディションの頃から掲げているスローガンみたいなテーマですよね。


「はい。今まさにそういう流れって来ていると思うんです。ポチャコレが開催されるというのも、カラダの大きい人が普通にファッションを楽しむ時代になってきている証拠というか。」


―そんな流れがあるとはいえ、カラダが大きいということがコンプレックスになっている読者は今でも多いと思います。そういう方々に何かアドバイスはありませんか。

「僕はカラダが大きいことに自信を持てるようになってからポジティブになりました(笑)。デカいというだけで、オシャレじゃないとか、体臭がきつい、みたいな偏見があったり、それが悩みになっている人もいると思うけど、デカい人向けのオシャレの方法もあるし、体臭についてはスキンケアなどを勉強すれば解決できる。いろんな方法を勉強して、ちょっと抵抗があっても、どんどん挑戦していってください!」


―やったことがないことでも、勇気を出して試してみることで、自分を良くしていくということですね。東田さんが最近挑戦されたことって何ですか?

「そうですね。どうどうと東京の街なかでオーバーオールを着てることですかね(笑)。やっぱり視線を感じますよ、電車内とかで(笑)。」

朗らかに笑いながら、東田さんはこう続けた。

「でもね、モデルですから。いつかブラウン管の向こう側から、あらためて見せてやるよ!って思っています(笑)。」