life

世界のぽっちゃりミュージシャンを探せ!(アメリカ:ロック編)

はじめまして! 最近やけにご飯が美味しくて、めでたく“ぽっちゃりカテゴリー”に分類されるようになってきたライターの新井です。


ここ数日、カレーが名物のロックBARにハマって通っているんですが、大盛り無料なのでつい食べ過ぎちゃうんですよね……。先日も辛~いチキンカレーをもりもり頬張っているときに、フロントマンがデカメンの某バンドの名曲が流れてきまして、ついノリノリでスプーンを口に運ぶ速度もアップしちゃいましたよ!

……そういえば、海外にはデカメンのミュージシャンって多くないですか? あの人気バンドのヴォーカリストもぽっちゃり系だし、あのラッパーなんて超ド級のデカメンですよ!!

ということで、PosiBig編集部がオススメする“デカメンミュージシャン(アメリカ:ロック編)”をご紹介します! かなり偏ったチョイスかもしれませんが、どのアーティストも超クールなサウンドを聴かせてくれる一流アーティストばかり。お気に入りを見つけて髪型やファッションを真似してみれば、ミュージシャン気分に浸れるかも!?


Pixies(ピクシーズ)

1985年にアメリカで結成された「Pixies(ピクシーズ)」は、いわゆる“オルタナ”と括られる男女混合4人組バンド。90年代に一世を風靡したグランジ・ムーブメントの立役者だった「ニルヴァーナ」に影響を与えたことは有名で、現在も多くのファンを抱える伝説的バンドです。

ドライでノイジーなギターサウンドと、優しく流麗なメロディに絶叫を交えるヴォーカルスタイルで世界中で人気を博したピクシーズですが、フロントマンのブラック・フランシスはその繊細な声からは想像できないデカメンっぷり。シュッとしたロックスターの存在を全否定するかのような超自然体な彼の存在が、その後のインディーバンドたちに希望を与えたと言っても過言ではありません。

そんなピクシーズで最も有名な曲といえば、やはり映画『ファイト・クラブ』のラストシーンで印象的に挿入される「Where Is My Mind」でしょう。1993年に惜しまれつつ解散しましたが2004年に再結成し、今年も新メンバー編成による来日公演を成功させるなど、新世代のファンも獲得している現役バリバリのアメリカン・バンドです!




NOFX(ノーエフエックス)

80年代はじめに米カリフォルニアで結成された「NOFX(ノーエフエックス)」はメロコア、いわゆるメロディック・ハードコアとかメロディック・パンクと呼ばれるバンドの先駆け的存在。見た目はボンクラ感MAXのあんちゃん風情ですが、同シーンでは神にも等しい存在なのです!



さて、ヴォーカル/ギターのファット・マイクは名前からしてデカメンですが、ギタリストのエル・ヘフェもぽっちゃりおじさんなので、メンバー4人中2人がデカメン。しかし愛すべきルックスとは裏腹に、そのサウンドはソリッドかつ疾走感たっぷりで、そこにマイクのメロディアスなヴォーカルが乗るものだから、黙ってじっと聴いているなんて絶対に不可能ですよ!

ちなみにマイクはインディーレーベル<Fat Wreck Chords>のオーナーでもあり、日本メロコア界の雄、「Hi-STANDARD」のプロデュースを手掛けリリースしていたりもします。つまり、邦メロコアブームの一端を担っていた人物でもあるのです。いやあ、人は見た目じゃ分からないものですね!




Smash Mouth(スマッシュ・マウス)

同じくカリフォルニア州の4人組、サンフランシスコ出身の「Smash Mouth(スマッシュ・マウス)」も、見事なデカメンが率いるバンド。2000年前後に熱心な洋楽リスナーだった人ならば必ずや名前を聴いたことがあるだろう、かつて一世を風靡した“ごった煮”バンドです!



フロントマンのスティーヴ・ハーウェル(Vo.)のルックスは、いかにも米西海岸のバンド野郎! といった風情。50'sを意識したビジュアルイメージと、スカ、ロック、レゲエ、ディスコなど、あらゆる音楽を融合した唯一無二の音楽性、もともとラップグループに所属していたという骨太かつマイルドなヴォーカルで、まさに時代の寵児となりました。

しかし、あまりにも急激かつ特大のヒットを飛ばしたバンドにつきものの“一発屋”という不名誉な称号に、スマッシュ・マウスも付きまとわれることになります。周囲の目を気にしない抜群の上昇志向もあって、その後も某映画の主題歌などをヒットさせるのですが、繊細さ皆無のスティーヴのキャラクターと楽曲は、ネット上のお笑いネタにされることもしばしば……。

ともあれ、良くも悪くも強烈な個性で往年の名曲カバーをいくつもヒットさせるなど、混迷する00年前後の米ロックシーンで大活躍したスマッシュ・マウス。近年ふたたび再評価の波が(じわじわと)訪れているようです。




Deftones(デフトーンズ)

90年代半ば、ヘヴィなロックとラップを融合したミクスチャー系全盛の時代に登場した「Deftones(デフトーンズ)」。先駆者であり孤高の存在であったレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンを筆頭に、その後台頭する「Korn」や「Limp Bizkit」ら、いわゆる“ラップ・ロック”の括りで語られることが多かった彼らですが、その存在感は明らかに他のバンドとは一線を画していました。



ざっくりとモダン・ヘヴィロック/オルタナ・メタルなどと例えられるデフトーンズですが、ポスト・ハードコア~ドリームポップまで、実に幅広い音楽性を持つバンドです。かなりダークかつ耽美なサウンドは、あの「レディオヘッド」を引き合いに出されることもしばしば。それゆえにファン層も豊かで、日本のヴィジュアル系バンドからも支持されているほどなんです!



そんなデフトーンズですが、他のカリフォルニア産バンドと同じく、デカメン度もかなり高め。ギタリストのステファン・カーペンターはデビュー当時からぽっちゃりしていましたが、ヴォーカリストのチノ・モレノはここ数年でかなりのデカメンに成長し、一度は減量に成功するも、見事なリバウンドで再びデカメンに返り咲きました。

そんなチノの“張り裂けんばかりのウィスパーボイス”とでも例えたくなるヴォーカルと、ノイジーかつ流麗なギター、そして重心低めの太っといビート……。落ち着いてしまったオトナな洋楽リスナーも納得させる“美しきヘヴィロック”とガチムチなデカメンっぷりを、ぜひ彼らのミュージックビデオでご堪能ください!





Tenacious D(テネイシャスD)

デカメン・ロックを語るうえで飛び道具的に紹介しておきたいのが、人気俳優ジャック・ブラック率いる「Tenacious D(テネイシャスD)」です。



ボンクラなぽっちゃりキャラを演じさせたら右に出る者はいないジャックですが、実は筋金入りのロックオタク。しかも、やや時代遅れの暑苦しいハードロック系が専門分野のようで、2003年の『スクール・オブ・ロック』では、子どもたちにロックのイロハを無理やり叩き込む落ちぶれバンドマンを嬉々として演じ、そのオタクっぷりを証明していました。


そんなジャックが、同じくぽっちゃり過ぎな体型とハゲ頭が愛くるしいミュージシャン/俳優のカイル・ガスと共に結成したバンド(?)が、テネイシャスD。ぽっちゃりおじさん2人がアコースティックギターで無理やりハードロックを演奏し歌う様子はそれだけで可笑しいのですが、もちろん2人は全身全霊でパフォーマンスしているため、見ているほうの心の奥底にも酸っぱい物……もとい、熱いものが沸々とこみ上げてきますよね!


調子に乗った2人は2006年に映画『テネイシャスD 運命のピックをさがせ!』を制作し、世界中で公開。俳優業とバンド、どこまで本気でどこから演技なのかよく分かりませんが、ピュアなデカメンたちのドタバタ劇には心が洗われること間違いなしですよ!!




ということで、アラフォー世代のロックファンにはなんとも懐かしい、入ったお店や電車の中で汗が止まらない(※これは関係なし)アーティストを紹介させていただきました!
90'sリバイバルに夢中な若い子たちと、今回ピックアップしたバンドの話題で仲良くなってみてはいかがでしょう!? まあ、そこまで興味あるかどうかは知りませんけど…(笑)では、次回をお楽しみに!


■日本のぽっちゃりデカメンアーティストにも注目!
【ぽっちゃりデカメンアーティストのポジティブライフ】第1回:岸野 一さん ×「らーめん ねいろ屋(荻窪)」