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<世界のデカメン映画>秋の夜長におデブ俳優の活躍を見よ!(忘れられないデカメン編)

食欲の秋!文化の秋!だいぶ過ごしやすい陽気になってきましたが、秋の連休はピザでも頬張りながら映画なんかをイッキに観ちゃいたいところですよね。スポーツの秋?それはプロの方々にお任せして、我々はソファの上で美味しいものを食べながら過ごしましょうよ!

というわけで、今回はぽっちゃりデカメン俳優が活躍する映画をご紹介。第1回目は“忘れられないデカメン”とでも言いましょうか、観る者に強烈な印象を残すデカメンが登場する名作をピックアップしてみました。

あの有名作品から知られざる秀作まで、映画におけるデカメンの重要性を再認識できる作品をご堪能あれ!


『グリーンマイル』(1999):マイケル・クラーク・ダンカン


さすがに皆さんご存知でしょう、スティーブン・キング原作、フランク・ダラボン監督、トム・ハンクス主演の『グリーンマイル』で、不思議な力を持った死刑囚ジョン・コーフィを演じていた、あのデカメンを!

同作で、身長2メートル弱/体重140キロ超というガタイの良さとは裏腹に、子どものように臆病で優しいコーフィーを演じ、アカデミー助演男優賞にノミネートされたマイケル・クラーク・ダンカン。俳優としてかなり遅咲きだった彼は様々な職で食いつなぎながら、38歳でスクリーンデビューしています。

そんな彼の転機となったのは、ブルース・ウィリス主演の『アルマゲドン』(1998)。ウィリスの推薦もあって『グリーンマイル』に出演したダンカンは、その風貌とのギャップを活かした繊細な演技を披露し、観客の涙を搾り取ったのでした。

映画の中では悲劇的な結末を迎えることが多いダンカンでしたが、現実でも2012年に心筋梗塞により逝去。54歳という早すぎる生涯を終えました。


『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013):ジョナ・ヒル


マーティン・スコセッシ監督による同作で、レオナルド・ディカプリオ演じるジョーダン・ベルフォートと共に詐欺を働きボロ儲けしたドニー・アゾフ役を演じているのが、超ぽっちゃり系のジョナ・ヒルです!

見るからに朴訥な風貌とぽちゃ体型を活かしてコメディ映画を主戦場としてきたジョナは、『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』『スーパーバッド 童貞ウォーズ』などで人気者に。しかし、そのキャラを買われて出演した『マネーボール』(2011)でブラッド・ピット演じるプロ野球のスカウトマン、ビリー・ビーンの助手、ピーター・ブランド役でシリアス方面にも活躍の場を広げます。

『マネー~』と『ウルフ・オブ~』の両作でアカデミー助演男優賞にノミネートされたジョナ。体格に自信のないぽちゃメンたちの希望の星になってくれるはず……でしたが、最近はがっつり減量してフツメン化してきているようで、ファンとしてはちょっと残念だったり。

その体型と笑いのセンスはコメディ映画で発揮しないともったいない! とはいえ、ボンクラ界のスターとして、活躍の場をどんどん広げていっていただきたいものですね! 最近ダイエットしてるらしいけど今すぐやめて!!


『フルメタル・ジャケット』(1987):ヴィンセント・ドノフリオ


あのスタンリー・キューブリック監督が凄惨なベトナム戦争を描いた『フルメタル・ジャケット』には、笑える要素ゼロのシリアスなデカメンが登場します。演じるのはシブ系デカメン俳優として活躍中のヴィンセント・ドノフリオです(当時28歳)。

もともと身長192センチという巨漢だった彼は、同作のために30キロ以上も増量したというから驚き! 鬼教官・ハートマン軍曹のキツすぎるシゴキに耐え切れず、最終的にアレしてしまう“微笑みデブ”ことレナード・ローレンス二等兵役の鬼気迫る演技で絶賛されました。

役のために増量したはずのドノフリオですが、うまいこと元に戻せなかったのかその後はずっとデカメン状態をキープ。ヒューマンドラマ系への出演がメインでしたが『メン・イン・ブラック』(1997)の宇宙人に表皮をリサイクルされる農夫役を皮切りにジャンルを問わず出演するようになり、ここ最近では『ジュラシック・ワールド』『マグニフィセント・セブン』といった大作に相次いで出演。さらに、Netflixのマーベルコミックドラマ『デアデビル』では新たなハマり役として、悪のボス“キングピン”ことウィルソン・フィスクを演じています。ホームレスから裏社会のボスまで演じるドノフリオは、何度目かのキャリアのピークを迎えていると言えるでしょう!


『しあわせの隠れ場所』(2009):クィントン・アーロン


白人のセレブが身寄りのない黒人青年を引き取り、NFL選手に育て上げた……というウソのような本当の話を映画化した『しあわせの隠れ場所』は、実在のNFL選手の生い立ちを描いた、確実に涙をカツアゲされる作品です!

そのNFL選手とは、マイケル・オアー。190センチ・140キロ程度という体格に恵まれた彼は幼いころにアル中&薬物中毒の母親から引き離され、高校に上がるまでほぼホームレスのような生活をしていました。そんな彼と偶然に出会い家族として迎え入れたのは、複数のファストフードチェーンなどを経営する億万長者の白人家族だったというのですから、運命とは不思議なものですよね。

クィントン・アーロン演じるオアーは臆病で無口という役柄のため、ハッキリ言って同作はママのリー・アン役のサンドラ・ブロックが主役。日本ではほとんど知られていない話かもしれませんが、ベタな展開に分かりやすい泣かせどころも用意してあり、NFLについて全く知らなくても問題なし。気は優しくて力持ちなオアーを心から応援できる、万人向けのスポーツ映画です。


『好きにならずにいられない』(2016):グンナル・ヨンソン


引っ込み思案なデカメンにはちょっとツラいかもしれないのが、アイスランド発の恋愛映画『好きにならずにいられない』です。同作に登場するデカメンは、童貞、実家暮らし、趣味はジオラマ模型……というフーシ(43歳)です!

空港の荷物係として働くフーシは人付き合いが苦手で、息子を見かねた母にダンス教室を薦められたことをきっかけに、シェヴンという小柄な女性と出会い恋に落ちます。何事にも奥手だったフーシでしたが、心に闇を抱えた彼女を献身的に支えるうちに変化が訪れ……っと、その結末はぜひ映画をご覧になって確認してください!

フーシを演じるグンナル・ヨンソンは体重200キロ超(!)という巨漢なだけでなく、薄毛なのに長髪というインパクト大なルックスの持ち主。のっそり動きモソモソと喋る姿がアイスランドの長閑な映像と絶妙にマッチしており、さりげなくコミカルな演出と相まって、心にやさしい余韻を残してくれます。

初めて女性を好きになり、ついに自分から一歩進むことを決意したフーシ。デカメンならば人一倍感情移入できること間違いなしなので、ぜひフーシの淡い成長物語を見守ってあげてください!


さて、今回は作品の中で強烈な印象を残すデカメン映画をメインに紹介しましたが、次回はコメディ映画に限定してみようと思います。なぜならコメディ界はデカメンの宝庫だから……!!お楽しみに!

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