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世界のぽっちゃりミュージシャンを探せ!(アメリカ:ヒップホップ編1)

滞在4時間ほどの過酷な大阪出張時にもしっかり粉モノをハシゴしたうえに、心斎橋の有名な洋食屋さんで初訪にもかかわらずカレーにトッピング注文しまくった新米ライター・新井です!


最近、日本でもラップがブームになっているみたいですね! これがヒップホップ自体の浸透につながってくれればいいのですが……ラッパーの皆さんには作品制作も頑張っていただき、ファンの皆さんには是非ライブ会場にも足を運んでいただきたいものです!

……ということで、今回は本場アメリカのヒップホップ・アーティストをデカメン限定で紹介しちゃいます。さすがアメリカだけあって、ラッパーたちのデカさも規格外! しかもロック勢より抜群にオシャレなので、音楽はもちろんファッションの参考になること間違いなし!!

■世界のぽっちゃりミュージシャンを探せ!シリーズ
アメリカ:ロック編
アメリカ:ちょっとマイナーなロック編

Action Bronson(アクション・ブロンソン)

2010年代のヒップホップにおける最大のデカメン・スターといえば、やはりNY出身のアクション・ブロンソンでしょう。そのメガトン級ボディから繰り出されるラップは中毒性抜群で、90年代のレジェンドたちを彷彿とさせるスタイルで幅広い世代のファンを虜にしています。



しかも彼、元シェフという異色な経歴の持ち主。多くのメディアで料理の腕前を披露したり、グルメレポなんかもこなしてしまうあたり、まさにデカメンの鑑とも言える存在でしょう。調理する姿も様になってますが、食べている姿は本当においしそう!



90年代から活躍している大御所、ゴーストフェイス・キラのスタイルにクリソツという声もありますが、その愛嬌たっぷりなキャラクターで許されている感じも彼ならでは。NYのシーンを再びヒップホップでアツくさせているアクション・ブロンソンは、デカメンならずとも要注目ですよ!

Gucci Mane(グッチ・メイン)

東西海岸が主戦場と思われがちな米ヒップホップですが、90年代後半からは南部のラッパーにもスポットが当たるようになりました。特にアトランタを拠点に活動しているアーティストが多く、今や最も多くのヒットメーカーを生み出しているエリアとして知られています。そんなATLを代表するラッパーの一人が、00年代初頭からインディーズで活動を開始した“グワップ”ことグッチ・メインではないでしょうか。



最近ダイエットしてしまったので若干シュッとしていますが、いまだにぽっちゃり系のイメージが強いグワップ。ファッションのほうも基本ルーズなシルエットに、ゴツいグラサンとブリンブリンのアクセサリー類が光る……という上昇志向を絵に描いたようなスタイルなので、なかなか真似するのは難しいかもしれません。



顔面に彫られたアイスクリームのタトゥーがお茶目ですが、数々の粗相をしでかした末に2013年から3年間もムショ入りしていたという札付きのワルでもあります。数々の若手をフックアップしてきたアニキ的な存在とはいえ、このへんに関しては決してマネしないように!



Rick Ross(リック・ロス)

ワル(くてデカ)いラッパーといえば、マイアミ出身のリック・ロスもその一人。グワップとも共演済みの彼ですが、こちらも残念ながら最近数十kg(!)のダイエットに成功しまして、若干シュッとはしたものの、もともとがデカすぎたので見た目的には驚くほどの変化はなし。



もはやこの人に関しては、参考にできる部分が皆無と言っても過言ではないでしょう。スキンヘッド&ヒゲ面に、ド派手な柄のシャツや金ピカのトラックスーツなどなど、日本人が真似しても間違えたピコ太郎にしかならないので要注意です。とはいえラッパーとしてのスキルは折り紙付きで、数々の大物と共演し大ヒットを連発しているキレ者でもあります。



ワルさをウリにしていた割に、かつて看守として働いていた過去を暴露されたりして株が下がった感もありましたが、まだまだ第一線で活躍するアーティスト/経営者のロス。たまに見せるカジュアルな装いなどは配色のバランスがオシャレだったりするので、そのへんだけ参考にさせてもらいましょう!




Big Pun(ビッグ・パン)

ビッグ・パニッシャーことパンは、こちらもデカメンの大物ラッパーであるFat Joe(ファット・ジョー)率いるクルー、<テラー・スクワッド>の看板選手として活躍していたプエルトリコ系ラッパー。……しかし、彼は00年に心臓発作により、28歳という若さで急逝してしまったのです。



90年代半ばから本格的に活動を開始したパンは、アルバム2枚を遺してこの世を去りました。特徴的な声質による迫力あるラップとは裏腹にリリシストとしての一面も持ち合わせており、特に1998年のデビュー・アルバム『Capital Punishment』はプラチナディスクに輝くなど実績も申し分なし。それだけに、非常に短い活動期間を惜しむ声がいまだに絶えません。



見た目通りの豪胆な性格でダイエットを拒み、数々の揉め事も起こしたパンですが、ラッパーとしての実力と持ち前の愛されキャラは唯一無二。彼亡きあと、ここまで成功した巨漢ラッパーが登場していないことからも、その貴重な存在感を痛感させられます。


The Notorious B.I.G(ノトーリアス・B.I.G.)

デカいラッパーといえば、ビギーことノトーリアス・B.I.G.を抜きには語れません。ヒップホップ史上最も成功したデカメンであり、音楽業界を超えて多方面に影響を与えている、まさに伝説のデカメンです。



十代の頃から麻薬の売買に手を染めていたビギーですが、80年代のNYブルックリンという超危険地帯で生まれ育った彼にとっては、厳しい人生をサヴァイブする手段の一つだったにすぎなかったのでしょう。そこでハングリー精神を培ったビギーは、後にパフ・ダディことショーン・コムズに才能を見出されてデビューすることに。そのラッパーとしての類まれな才能は、街角で行われていたフリースタイルの映像からもうかがい知れます。


1994年、デビューアルバム『Ready To Die』をリリースし、ウェッサイ(西海岸)全盛だった当時のヒップホップ界に風穴を開けたビギー。しかし1997年、パーティから帰宅するところだったビギーを数発の銃弾が襲います。後に1000万枚を超えるセールスを記録することになるセカンドアルバム『Life After Death』リリース直前のことでした。

この事件は西海岸のスター、2Pacの銃撃に対する報復と噂されていますが、いまだに真相は闇の中。多くの誤解や不可解な人間関係が渦巻いており、“ヒップホップの東西抗争が生んだ最悪の結果”という定説にも疑問が残ります。

ともあれ、24歳の若さでこの世を去ったビギーが遺した2枚のオリジナルアルバムは、彼を“早逝のレジェンド”にしてしまうには十分すぎる傑作でした。最近ヒップホップに興味を持った人も、ぜひ一聴することをオススメします!




さて、5名中2名が亡くなっているという異常事態が発生した『世界のぽっちゃりミュージシャン:米ヒップホップ編』ですが、次回はラッパーに限らずプロデューサーも交えてご紹介していこうと思います! なにしろブラックミュージック界にはキャラ立ちまくりのイケてるデカメンが多いものですから……。もちろん、細分化が著しいジャンルですので、超若手も交えてピックアップしていきますよ!!


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