life

<世界のデカメン映画> おデブ俳優の活躍を見よ!(おもしろデカメン編1)

皆さん、映画観てますか!? 最近は色んな動画配信サービスの普及によって自宅にいながら色んな作品が観られちゃうもんだから……ついつい出前を頼んでエンゲル係数もUPしがち! ちなみにゴッドファーザーはトマトソース系のスパゲッティとかライスコロッケをもそもそ食べながら観ると、没入感が増しますよ~(適当イタリア感)。

さて今回は、おもしろ系ぽっちゃりデカメン俳優の個性がキラリと光る、新旧のコメディ映画をご紹介。意外と日本では需要が限られているデカメン・コメディですが、特にアメリカではここ数年多くの大ヒットを飛ばしているジャンルだったりします。

コメディ映画からスターの階段を上るデカメン俳優も非常に増えていますが、シュッとしたイケメン俳優よりも視聴者に親近感を抱かせる彼らこそ、我々がお手本にすべき存在ではないでしょうか!?

『オレンジカウンティ』(2002):ジャック・ブラック


ぽちゃメン俳優と言えば、やっぱりこの人! ジャック・ブラックを避けて通るわけにはいきません。近年はコメディ以外へも頻繁に顔を出し、日本でもすっかり有名になったブラックですが、ここで紹介したいのは、『ハイ・フィデリティ』(2000)の超ウザいオタク店員役で一躍有名になった直後のブラックです!

この『オレンジカウンティ』では、あのトム・ハンクスの息子として知られる(それしか知られていない)コリン・ハンクスの兄を演じているのですが、これがアル中&年中ラリパッパという救いようのないクズ男! それでも弟を想う気持ちはしっかり持っていて、クズなりに身体を張ってくれます。まあ本作のストーリーを細かく説明してもアレなのですが、主人公の大学進学をめぐって繰り広げられるドタバタ劇、といったところでしょうか。

とにかくマトモな人が1人も出てこない静かに狂った作品でありつつ、サラリと観れてしまう軽快さが大きな魅力。最後には家族愛でホロリとさせてくれるあたり抜け目ないのですが、ジャックのハイテンションな怪演を含め、気負わず適度に楽しめるおバカなヒューマンコメディですよ!


『スモーキング・ハイ』(2008):セス・ローゲン


ミレニアル世代のぽっちゃりデカメンの代表のひとり、セス・ローゲンも本国では超がつくスター。『40歳の童貞男』『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』という、いわゆるジャド・アパトー監督による大ヒットコメディへの出演/主演がブレイクのきっかけでした。

どの作品でも非常に良いキャラを醸し出しているローゲンですが、アパトーの協力を仰ぎつつ自身で原案・脚本・製作総指揮・主演を務めた『スモーキング・ハイ』こそ最高傑作というファンも少なくないでしょう。とにかく終始ハッパでモクモクな映画なのですが、サスペンスでありアクションであり、男同士の友情を描くバディものでもあるという、非常に練られたコメディ作品に仕上がっています。

注目すべきは、演技派イケメン俳優として絶大な人気を誇るジェームス・フランコを相方に起用しているところ。一見すると中身も外見も正反対のように見える2人ですが、実は若かりし頃にアパトー監督によるTVシリーズ(だが1シーズンで打ち切り)『フリークス学園』(1999~)で共演しており、現在でも公私ともに仲のよいマブダチでもあるのです。

セスとフランコの凸凹ならぬ凹凹コンビが勢いオンリーで繰り広げるドタバタは、あまりにも無様すぎてカタルシス皆無! しかし、そんな2人を見ているうちに、なんだか仲間に入れて欲しくなるような、不思議な心地よさを感じてしまうことでしょう。


『Mr.&Mrs. スパイ』(2016):ザック・ガリフィアナキス


ご存じ『ハングオーバー!』シリーズの大ヒットでセレブの仲間入りを果たした、ぽっちゃり&ヒゲ面がトレードマークのガリフィアナキス。支離滅裂な言動で物語をかき回すエキセントリックなキャラクターを演じることが多い彼ですが、日本ではDVDスルーになってしまった『Mr.&Mrs. スパイ』もなかなかの秀作です。

本作は、ガリフィアナキスとアイラ・フィッシャーが演じる見た目からして超平凡な夫婦の隣に、ジョン・ハムとガル・ガドットという世界一セクシーな男女が演じる、全てが完璧な夫婦が引っ越してくるが、実は2人はスゴ腕のスパイだった……。というストーリーから大体の展開は想像できるかと思いますが、このキャストでそれをやられちゃったら全力で楽しむしかないというものでしょう!

もはや同じ人間とは思えない両夫婦のギャップが笑えるのはもちろん、今やワンダーウーマンとしての使命を与えられたガドットの超セクシーな姿が拝めるのも嬉しいところ。強烈なキャラゆえに賛否が分かれるガリフィアナキス作品にしては珍しくサクッと観られる内容なので、箸休め的なコメディをお探しの方にもおすすめです!


『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(2007):ニック・フロスト


王道ゾンビ映画をあふれんばかりの愛でコメディ化した『ショーン・オブ・ザ・デッド』で世界中のボンクラから支持を得た激ぽちゃメン、ニック・フロストのことはご存知ですよね? 同作の中で主人公ショーンのグータラな親友エドを好演していたフロストは、今やイギリスを代表する名優のひとりとなりました。

カルト的な人気を誇る英TVシリーズ『SPACED ~俺たちルームシェアリング~』からチームを組んでいるエドガー・ライト監督&サイモン・ペッグとは『ショーン~』『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!』と続き大ヒットを記録。そして3部作の完結編とされている『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』は世間的にはコケたと言われていますが、実にウィットが効いた名作なんです。

イギリスの田舎町を舞台に、オヤジ5人のパブ巡りをハイテンションで描く『ワールズ・エンド』は、ガチオタのニックたちだけあって今回も過去の名作SF映画へのオマージュが満載! いつもと違ってお堅い会社員を演じるニックも新鮮ですが、かの有名な“アーサー王伝説”を下地にしていることを踏まえて観れば、予想外なラストを含めしっかり楽しめることでしょう。あと鑑賞後には絶対ビールをイッキ飲みしたくなるのでお気をつけて!


……こうやって挙げてみると、やっぱりコメディ映画ってデカメンの宝庫なんですよね……。ということで、次回もコメディ映画で活躍するデカメンたちを紹介しちゃいたいと思います! これから冬に向けて、圧倒的な肉感で身も心も暖まりましょう~。

■こちらもチェック!
<世界のデカメン映画>秋の夜長におデブ俳優の活躍を見よ!(忘れられないデカメン編)