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世界のぽっちゃりミュージシャンを探せ!(アメリカ:ヒップホップ編4)

ごちそうさま……じゃなかった、お疲れ様です!最近渋谷に新しい“二郎系”のラーメン店がオープンし、週3で通ってしまっている新米ライター、新井です! エンゲル係数急上昇中!!


ラーメン二郎といえば、ラーメンとは似て非なる“二郎というジャンルの食べ物”なんて呼ばれているほどのキワモノでありながら、多くの中毒者を生み出してきたラーメン界の異端児ですよね。一度味わってしまったが最後、二度と忘れられないうえに他の何かでは替えが利かないという悪魔のような食べ物でもあります。

実は、そんな二郎を食べていると思い出すアーティストが、米ヒップホップ界には多く存在するんです。こじつけに聞こえるかもしれませんが……実際こじつけな部分もなくはないのですが……とにかくパンチの効いた、替えの利かないデカメンが何人か思い浮かんでしまったので、ぜひご紹介させてください! もちろんニンニクアブラカラメヤサイマシマシで!!

■世界のぽっちゃりミュージシャンを探せ!シリーズ
アメリカ:ヒップホップ編1
アメリカ:ヒップホップ編2
アメリカ:ヒップホップ編3


E-40(E-40)

80年代後半から活動するE-40は、多彩なキャップスタイルと190センチ/100キロ超のドでかい身体がトレードマーク。西海岸を代表する超ベテランラッパーのひとりであり、その特徴的な早口ラップと“ハイフィ―”と呼ばれるエレクトロサウンドで、いまだ若い世代に影響を与え続けています。


親戚一同と結成したTHE CLICKでの活躍により90年代前後から名の知られていた彼ですが、やはり2Pacらが参加した95年リリースの2ndソロ作『In a Major Way』が最も有名でしょう。現在ではオリジナルの電子タバコをリリースしたりと幅広い活動でメイクマネーしつつ、肝心のサウンドのほうでも20代の若手を刺激し続けているという、他に類を見ない偉人なのです。


その凄まじい語彙力から“歩くボキャブラリー”などと呼ばれるE-40は、たとえウェッサイ勢に興味がなくとも絶対に聞いておくべきアーティストですぞ!



CeeLo Green(シーロー・グリーン)

デカメンというよりほとんど“球体”に近いのが、その見た目とは裏腹な超美声を持つラッパー/シンガーのシーローです。その名前にピンとこなくても、約10年前にDanger Mouse(デンジャー・マウス)と結成したGnarls Barkley(ナールズ・バークレイ)の超絶ヒット曲「クレイジー」を聴いたことがない音楽ファンはいないのでは?


いまやグラミー賞の常連となったシーローですが、ラップも歌もイケてる彼がここまで受け入れられたのは、そのルックスによるところも大きいはず。愛嬌たっぷりなシーローだからこそサクセス自慢やモテ自慢を高らかに歌っても嫌味がなく、アーティストとしての才能をしっかり評価されたと言えるでしょう。


今年はベスト盤もリリースし、まさに脂の乗り切った状態のシーロー。キャリアの転換期を迎え、さらなる爆発を予感させるソウルフルな彼の今後に期待です!



Biz Markie(ビズ・マーキー)

オラオラなデカメンが多いヒップホップ界で、もっとも愛すべきキャラクターを持つラッパーがビズ・マーキーでしょう。しかし色々と語るよりも、彼の野生爆弾風味あふれるルックスと独特のラップを聴けば、その理由は一目瞭然です。


Big Daddy Kane(ビッグ・ダディ・ケイン)やMarley Marl(マーリー・マール)、MC Shan(MCシャン)らヒップホップ黎明期の大物が参加していたNYの伝説的集団Juice Crew(ジュース・クルー)のビートボクサーとして活動していたことでも知られるビズ。この時期にリリースした「Just a Friend」などは大ヒットを記録し、いまだにクラシックとして愛され続けています。


しかしビズ最大の魅力は、なんといってもその愛くるしい人間性です。お世辞にも巧いとは言えないラップや、“カッコつける”という価値観の欠落したステージパフォーマンスまで、彼を知ることでリスナーとしての幅も広がること請け合いです。




さて、次回はどうしましょう? 白人ラッパーに絞るもよし、ヨーロッパに目を向けるもよし……ひとまずデカメンリサーチ期間ということで、次回をお楽しみに!