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ぽっちゃりケンケンのカフェ開業ストーリー【その9】「内装工事にペンキ塗り!実はもう貯金はありません・・・」


PosiBigをご覧のデカメンの皆さま、北海道は札幌ススキノのそばでカフェをやっていますケンケンです!お店の名前はCAFE サーハビー。最近お客さまから頂いたガシャポン戦士のガンダムがとても出来が良くて、スミ入れ&ウェザリングまでしちゃいました。超カッコイイ!!

この「ぽっちゃりケンケンのカフェ開業ストーリー」では、僕がどのようにしてカフェを開いて現在に至ったか、そんな赤裸々なケンケンストーリーを語っています。29才までフリーター、就職、脱サラ、東京から札幌への移住を経て、ようやく物件が決まったところまでお話ししました。

今回も皆さんと一緒にポジビストを目指すうえで、何かしらのヒントが見いだせればイイなと思っています。

■前回までのお話はこちら
【その1】「やりたい事を思いっきりやろうゼ! 」
【その2】「今日で会社辞めます・・・ 」
【その3】「そうだカフェやろう」
【その4】「さらば東京!最後の2ヵ月」
【その5】「今日から札幌市民です」
【その6】「で、どんなカフェにする?」
【その7】「あの~テナント物件を探してるんですが・・・」
【その8】「物件契約!からの内装工事の見積もり・・・」

 

内装工事スタート!


東京から札幌へ移住してきて約2カ月、ようやくテナント物件が決まりしました!物件の契約も済ませ、業者との打ち合わせも進め、いよいよ内装工事が始まります!

これまではパソコンであれこれ調べたり、物件の契約を進めたりと、事務的な作業がほとんどでした。内装工事となるとこれまでとは違い、目に見えてお店が出来上がっていくので、ずっと楽しみにしてました!早くペンキが塗りたいッッ!!

大がかりな所は内装業者さんにやってもらいますが、自分でできるところは自分でやります!時間は掛かりますがその方が予算を抑えられますし、何より自分で作る事でお店への愛着も湧きますしね!

ようやく見つけた自分の場所で、自分の城を作ります!!

まずはカウンターと床を作ってもらいます

まずは先に大がかりな工事を内装業者さんにやってもらいます。

もともと中央に囲いのカウンターのあるお店だったので、囲いのカウンターをズバッとカットして、ドンっと寄せてカフェのカウンターにしてもらいます。簡単な図で説明するとこんな感じ。


カウンターを移動してもらい、空いたスペースに板張りの床を作ってもらいます。ずっとイメージしていた音更駅の駅舎の床です。(第8回参照


テナントのカギをもらった翌日から、さっそく内装業者さんの工事が始まりました!超楽しみです!

まずは中央の囲いのカウンターをカットして、厨房側にドンっと寄せます。これだけずいぶんと広くなりました!大量に出た廃材は、まだ使えそうなのでストックしておきます。


次に床の土台となる骨組みを組んでいきます。さすがにこれだけ大がかりな作業は1人では無理だよなーー。さすが本職の内装屋さん、仕事が丁寧で早いです!


骨組みが組みあがったら、床板を並べていきます。いやーー!もうなんかカフェみたい!ステキ!自分のお店がだんだんと出来上がるのを見ているのは超興奮しますね!!


次は床板にステインを塗っていきます。ステインっていうのはペンキではないのですが、まぁペンキみたいなモノです。色は黒に近いこげ茶色。


床が完成しました!!超感動です!!歩くとゴツゴツ音がします。ずっと憧れていた床です!!はぁぁぁステキ・・・。

次は自分でペンキを塗ります!

内装業者さんによる大掛かりな工事が終わりまして、残りの部分は自分でやります!まずはペンキ塗り!これもずっと楽しみにしていた工程です!超ペンキ塗りてーー!


まずはペンキを塗るためにマスキングをします。床や窓など、ペンキを塗らない部分を全て、段ボールやビニールで覆います。かなりの広範囲なのでマスキングだけでまるまる1日掛かりました。


マスキングが完了したらいよいよペンキを塗っていきます!いやーーーペンキ塗り超楽しいです!!ずっとペンキが塗りたかったんですよ、僕は!


壁や天井を全て真っ白にペンキで塗っていきます!しっかりと白くするために全て3度塗りしました!まぁまぁ大変でした。


外の入り口の扉も白く塗りました!


厨房の中も機材にペンキが付かないようにビニールでマスキングをします。パイプなどの細かい部分もしっかりとマスキングをします。


そして厨房の中は青に!

実は厨房を青くするのはちょっと躊躇したんです。青という色は食欲を減退させる色なので、本当は飲食店に青を使うのはあまり良くないんです。

サーハビーの青は砂漠のオアシスの青という意味合いがあるんですが、僕が一番好きな色が青なんです。おそらくお店がオープンしたら厨房の中にいる事が一番多くなるはず。だから自分が最も多く居ることになるスペースを、自分の好きな色にしたかったんです。

なので思い切って厨房を青くしました。といっても水色に近い青。この時はまだ真っ青にするのは怖かったんですね。ビビってました。なので水色。躊躇の水色。

ちなみにこの3年後に移転をする事になるんですが、移転した今のお店の厨房の色は、迷いの無い青です。真っ青。


ホール側から見るとこんな感じです。白い壁にぽっかりと水色の厨房が見えます。なんかステキ!カッコイイ!!

カウンターと棚を作ります

次にカウンターと棚を作ります。

カウンターはもっと仕切りを高くして、お客さまがスタッフの視線や存在を感じないようにしたいと思ってました。

カフェってゆっくりのんびり長居するところですけど、あまり長居し過ぎると店員さんからの、「お客さま、そろそろ・・・」という視線というかプレッシャーというか、そいうのはやりたくないですし、お客さまにも感じで欲しくない。

なのでカウンターの仕切りを高くする事にしました。


カウンターの上に、廃材の木を使って壁を作りました。この廃材はカウンターをカットした廃材だったのでハマリは良かったです。


こんな感じです。けっこうカウンターの仕切りが高くなりました。


裏側はこんな感じ。スペースも収納がたっぷりです。なかなか機能的。


窓には可動式の棚を取り付けました。ここにCDのジャケットをずらっと並べて飾ろうと思います。なので棚板をCDの高さに合わせます。


壁中にいろんなモノを並べて飾るので、棚もいっぱい作ります!


棚もペンキで真っ白に塗ります。


おおおーーー!!だんだん形が出来上がってきました!!かなりカフェっぽくなってきましたよーー!!

カフェをオープンするにあたり、自分でペンキを塗ったり棚を作ったりしていた時が、一番楽しかったように思います。まだCAFE サーハビーがオープンする前なので、札幌に知り合いはほとんどいません。ゼロと言ってもいいかもです。

そんな中、1人でもくもくと自分の店、自分の城を作る。オープン後の事なんかまったく考えずに、ただただ自分の店を作るのが嬉しくて嬉しくて仕方ありませんでした。孤独な闘いでしたが、この時もすごく楽しかったです。最初だけしか味わえない楽しさです。

隣のテナントから苦情が・・・?


毎日毎日、ペンキを塗ったり棚を作ったりしていたんですが、ペンキの匂いが充満しないように窓やドアを開けっぱなして作業をしていました。しかも音楽を爆音でかけながら、ノリノリでペンキを塗っていました。ここぞの時はストーンズ。ペンキ塗りの時も大好きなローリングストーンズを爆音で流しながら作業をしていました。

隣のテナントにピッツバーという外人バーがありまして、ペンキを塗っている最中に、その外人バーの店員さんが突然こちらにやって来ました!

マズイ!これは音楽の音が大きすぎたからだ!怒られる!!ちょっとアセりました。

外人バーの店員さんなので当然相手は外人さんです。オープン前にお隣さんとトラブルなんて・・・。ここはなんとか謝って許してもらおう・・・。外人さんだけど大丈夫かな・・・。なんて事を考えつつ、こちらから謝りかけたところ・・・

外人バーの店員さん「アナタモ、ストーンズ、スキナンデスカ?!」(ちょっと嬉しそうに)

おーーー良かった!ストーンズ好きのお兄ちゃんでした!!

この時の彼が、CAFE サーハビーの記念すべき1人目のお客さんになります。それは2カ月後のお話。

実はもう貯金はありません・・・


そんな感じで毎日、昼夜も問わずお店にこもって、ウカレながらペンキ塗りや棚作りをしていましたが、そうなんです、実はもう貯金がほとんどないんです。

この後、厨房機器を買ったり、テーブルや椅子を買ったり、鍋やフライパン、食器やカトラリーなど、買わないといけないものはたくさんあります。初月からお店が軌道に乗ればいいですが、数カ月分の運転資金も確保したいところです。

物件の契約で122万円。内装工事で95万円。生活費なんかも差っ引くと、お金はぜんぜん足りません!!

会社を辞めて無職になってから収入は一切ありません。貯金を切り崩しながら引っ越しをして、お店の準備を進めてきました。失業手当が少しだけ入る予定でしたがもうちょっと先ですし、それだけではぜんぜん足りません。

そう、実はけっこう大きなカケをしてました・・・。

日本政策金融公庫からお金を借ります


日本政策金融公庫という機関がありまして、ここから開業資金を借り入れる事にしていました。初めて事業を立ち上げる人を対象にした、低金利の融資を受けられる国の制度です。

カフェをやろう!と決めてからすぐに調べ始めた事の1つです。どこからどうやってお金を借りるのか?

貯金はそこそこありましたが、収入が無いまま開業するにはどうしても貯金だけでは足りない。それは早い段階で分かっていました。なので札幌へ引っ越してくる前からコツコツと調べながら、ずーーーっとお金を借りる準備も同時進行で進めていました。

物件も内装工事も重要ですが、お金の借り入れは最も重要なミッションです。

お店を開く時のお金を借りる流れは、本来こんな感じです。


お金を借りてから、物件の契約をして、内装工事に着手する。まぁこれが普通の流れですね。

それが僕の場合はこんな感じでした。


物件の契約をして、内装工事をしてから、お金を借りる。もしお金が借りられなかったら完全にアウトです。ヤバイです。

いろんな兼ね合い、タイミングを計算して動いてはいたんですが、全てが既に動き出していたのと、スケジュールの都合などで、後から借りるという非常にハイリスクな流れになってしまいました。けっこう大きなカケでした。

でも、絶対に借りられるという、根拠の無い自信はありました。まぁ無謀というか無茶というか・・・。今考えてもハラハラしますけど。

次回はお金を借りてきます!オープン直前の一番の山場です!


自分でお店を開くとか、会社を立ち上げるとか、そういう時に一番気になって、一番重要なのが、お金じゃないでしょうか。資金の調達。開業資金をどこからどうやって調達するか。

貯金がたっぷりあって、一切借り入れをしないで開業するのが良いのかもしれませんが、あえて借り入れをして返済のリスクを抱えたうえで開業をする方が、事業がうまくいくという見解もあったりします。借金がある方が本気になれますからね。まぁ僕の場合は単純に手持ちの資金が足りないからですが。

カフェをオープンするにあたり、開業資金の借り入れが、一番大きな課題でした。ここがクリアにならないと開業できないし、でもここが一番難しいし、情報がぜんぜん無い。

日本政策金融公庫が比較的借りやすいですよ。こんなふうにすると借りれますよ。というようなフワっとした情報はけっこうあるんです。でも、じゃあ具体的にどうすればいいの?どんな書類にどんな事を書けばいいの?という本当に知りたい事は、なかなか調べても見つかりませんでした。

あるにはあるんですがそのほとんどが、有料のPDFファイルをダウンロードしてください(10,000円)みたいな情報販売のヤツばかりでした。

そんなケチくさい事はイヤですし、当時の僕がそうだったように、きっと今もどこかで自分のお店を持とうとして、本気になって調べている人がいるはずなので、次回、その全部を公開します。待っててください。

お店の名前はCAFE サーハビー。その誕生のストーリー。皆さんがポジビストになるための、ささやかな踏み台になればなと思っています。


次回予告
「日本政策金融公庫から融資を受ける具体的な事例」の巻
次回もはっきり言って面白かっこいいぜ!


【CAFE サーハビー】
〒060-0063
北海道札幌市中央区南3条西6丁目和光ビル2F
15:00~24:00(金土祝前26:00)
※営業時間が変わりました。
日曜定休
URL:http://cafe-sahabi.com/

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