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スタイリッシュなデカメンのための新ブランド「GOLIATH」誕生! デザイナーに直撃インタビュー

「暑すぎてオシャレどころじゃない! 逮捕されないようにかろうじて服を着ていただけ」

そんな過酷な猛夏もそろそろ終わりにさしかかってきました。秋冬はアウターなども充実して、少し服を買い足さなければならない季節ですよね。

体格が3Lサイズ以上の「大きいサイズ」の服というと、いつもならサイズ重視、価格重視で選んでいるかもしれませんが、今年の6月に、大きいサイズ+オシャレなコンセプトの新オンラインショップがオープンしているのをご存じでしょうか?

それが、今回ご紹介する新ブランド「GOLIATH(ゴライアス)」です。


「GOLIATH」は、アメリカで現地買い付けを行ったインポートものをメインに販売するオンラインショップ。10月以降にはオリジナルブランド「GOLIATH.ISM(ゴライアスイズム)」のアイテムもリリースし、ますます充実したラインアップが展開されるようですよ。

今回は、この「GOLIATH」の仕掛け人であるサカゼン インターネット店の出村公典さんを直撃し、謎の多い同ブランドについて、あれこれとお話をうかがってみました。

“大きい人のかっこよさ”を追求したセレクトショップ


――普段はサカゼンのオンライン担当をされているそうですが、なぜ「GOLIATH」を立ち上げることになったんですか?

出村:大きいサイズの新しい層を開拓したいと思い、既存のサカゼンブランドとは異なるカラーのものを作ろうと思ったのがきっかけです。構想自体は2年くらい前からあって、ようやく実現したのが6月初旬ですね。

実は大きいサイズの洋服って、もう希少なものではなくなっています。サカゼン以外にも扱っているお店はたくさんありますし。ネットで海外にも注文できる時代ですから、大きいサイズであっても、好きなお店で、好きなものを買えるんです。

ですが、いろんな世代、嗜好の方がいる中で、今あるものだけで満足させることができているのかと、常々疑問に感じていました。多様なユーザーの方々に向けて、もっと様々なかたち、個性持ったお店があってもいいんじゃないかと。そんな、大きいサイズユーザーに向けた新しいお店、集う場所を作りたいという願いから始まりました。サカゼンの通常ラインアップと比べると、インポートアイテムやカラーの強いものが多いと思います。

――どういったコンセプトのブランドなんでしょうか?

出村:「GOLIATH」というサービス自体は、オンラインのセレクトショップみたいなモノを目指しました。大きい人向けのセレクトショップってあまりないなって常々思っていて、だったら作ってしまおうと。

今の日本で、洋服を買うことって、自己投資以外の何物でもないと思っています。メンズが服を買う理由って、突き詰めると”かっこよくなりたい”しかないと思うんです。これはサイズ関係なく。

だから「GOLIATH」では、根本の”かっこよさ”を追求したお店にしたくて、そこを大切にしています。ビジュアル面を特にこだわって製作し、大きいサイズ=かっこいいを体現していく場所でありたいと思ってます。

――そもそも「GOLIATH」って、どういう意味なんですか?

出村:旧約聖書に登場する物語「ダビデとゴライアス」から取っています。アイデアをくれたのは、今サカゼンと「GOLIATH」でモデルをしていて、長年の友人でもあるデイビッド(隣にいる御本人を指す)。ゴライアスは物語に出てくる巨人兵で、最後は羊飼いのダビデに打ち負かされてしまう役なんですけどね(笑)。

出村さんとデイビッドさん

デイビッド:そうそう。もともと「GOLIATH」は「大きいもの」を意味するんですが、英語だと特別な意味を持つ言葉で。弱小な者が強大な者を打ち負かすたとえとして使われたりもするんです。

出村:そういった下克上的な意味も込められているっていう。大きいサイズのシーンで一旗揚げてやるぞ的な意気込みもひっそり(笑)。下克上ってかっこつけてる感すごいですが(笑)、男はずっとかっこつけていく生き物だと思っていますので。気持ち的に初心に帰れるってのもあるし、気に入っていますね。

――おお、素敵な由来! ちなみに、デイビッドさんには「GOLIATH」兼サカゼンのデカメンモデルとして色々うかがおうと思っているのですが、出村さんとのご関係は? 一緒に「GOLIATH」を運営されているんですか?


出村:昔、僕がサカゼン新宿店で働いていたときに出会ったのが、お客さんとして来ていたデイビッド。かっこよくて、僕が声をかけました。彼はファッションが好きで、僕と好きなものの共通点もあって、すぐに打ち解けましたね。

お互いに話しているうちに、サカゼンの商品を使ってかっこいいものを作りたいねと意気投合しまして、今では一緒に仕事をするまでの関係になりました。「GOLIATH」の名付け親でもあるし、デザインやパターンに関するアイデアをもらったりしつつ、モデルとしても関わってもらっています。

デイビッド:もともと僕、サカゼンのファンでよく買い物していたんですよ。今ではお仕事として色々やらせてもらって嬉しいですね。

■デイビッドさんへの単独インタビューはこちらから!
「日本のデカメンよ、目立つことを恐れるな」 外国人モデル・デイビッドさん【俺たちポジビスト vol.6】


――企画からサイト立ち上げ、仕入れ、オリジナル商品の開発などすべてに携わっているスーパーマルチなプロデューサー兼ディレクター・出村さん。お仕事でアメリカへ行かれることも多いのだとか?

出村:つい先々週も、アメリカに商品の買い付けに行ってきました。「GOLIATH」の強みは、現地買い付けの商品が多いこと。いわゆる並行輸入のスタイルというか。向こうにしかない型番とかもありますし、ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)やアルファ(ALPHA)といったアメリカのブランドに関しては種類も豊富です。今まで見たことなかったような、魅力的な商品を一点一点見つけて、セレクトしています。

サカゼンでは取り扱っていないレアなアイテムもそろえ、時にはレディースの小物なんかも仕入れているんですよ。

――レディースものも? メンズ向けのブランドなのでは?

出村:サイズを気にせず着られそうなポンチョだったり羽織ものだったり、そういったユニセックスで使えるものはレディースものだったりします。

「GOLIATH」の商品展開で特徴的なのは、制限がないこと。自分の目で見つけていいなと思ったものはあまり枠にはまらずに取り入れるようにしているので、今後も色々な商品を扱っていきたいと思っています。ファッションにボーダーはないですね。


――ちなみに、オリジナルブランド「GOLIATH.ISM」の商品はどんな感じなんでしょうか?

出村:外部デザイナーと一緒にパターンから作っているんです。

大きい人って言っても、色々なタイプがあるじゃないですか。お腹が出てる人、胸が出てる人、肩幅が大きい人、下半身ががっしりしてる人って感じで。

デイビッド:僕は肩や袖回りががっしりしているタイプ。なかなかフィットするサイズがなくて困ることが多いんです。

出村:まさに、そういう悩みがある人に安心して、なおかつスタイリッシュに着こなしてほしいというのが目指すところ。なのでパターン作りにはこだわっています。例えばトップスって通常は後ろ身頃が長くなっているんですが、大きい人ってお腹が出ていることが多いので、あえて前身頃を長くしてゆとりを持たせるとか。ただ大きいサイズを作るのではなく、デザインのギミックなど細部に至るまで確認しながら、様々な工夫をしています。

――すごく考えられているんですね! 「GOLIATH」はどんな方にオススメしたいブランドですか?

出村:ただ着られれば何でも良いっていうのではなく、「カッコよくなりたい」「オシャレしたい」という気持ちの強いデカメンの方に、ぜひご利用いただきたいですね。

今はインポートの商品がメインではありますが、この秋からオリジナル商品もどんどんリリースしていく予定です。「GOLIATH.ISM」では8Lサイズまで展開するので、これまでサイズでオシャレを諦めていた幅広い年代の方にお試しいただきたいです。



「知名度も面白さも、大きいサイズのブランドとしては日本一!」とサカゼン愛を語ってくれた、マルチな才能溢れる出村さん。どちらかというとスレンダーな印象の彼ですが、自身も洋服が大好きで、「GOLIATH」では自分でも着たくなるようなアイテムを取り入れていきたいそうです。

なお、オリジナルの秋冬モノは10〜11月のリリースに向け鋭意製作中とのこと。楽しみにしております!


「GOLIATH(ゴライアス)」
オンラインショップ http://goliath.jp/
Instagram https://www.instagram.com/goliath_ism/