lifestyle

【デブの楽ちん珍し旅 Destino ocho】1週間を食っちゃ寝で過ごす素敵なクルーズ船の旅(第2話)【動画多数】

おデブはなるべく出歩きたくない。仮に外出しても疲れるので歩くのは嫌だし、暑いので人ごみも嫌だ。趣味で出歩く場合を除いては。あまねくおデブがそうだとは言わないが、少なくとも記者はそうだ。


前回から3連載でお届けしている、豪華クルーズ船。動かず楽に食っちゃ寝で過ごす1週間クルーズ船の旅、第2話。

<前回のあらすじ>

横浜港を日曜日に出港したスーパースターヴァーゴは翌月曜日の早朝に静岡県の清水港に寄港。昼下がりに出港して、船長主催のカクテルパーティーやエンターテイメントを堪能して、次の目的地である鹿児島港に向けて寝ている間も航行を続ける。
第1話:【デブの楽ちん珍し旅 Destino siete】1週間を食っちゃ寝で過ごす素敵なクルーズ船の旅(第1話)【動画多数】

【3日目】鹿児島で白熊を食す!


火曜日の朝を迎えた。さっそく朝食に向かう。無料レストランについては、オープンしているレストランが複数あれば自由に選択することができる。
この日の朝食は6デッキ中央にある無料中華料理レストラン「パビリオン」。朝食はメインとして数品出てくるが、あとはバイキングという折衷式。写真は撮影用のものだが、その気になればすべて本当にあるものなので、自由に皿にとって食べることができる。


パビリオンのクルーであるフィリピン人のアンジェリックさんは、この後たびたび会うことになるが、彼女のフィリピン人らしいホスピタリティーに魅せられて、取材のない時の食事はパビリオンに通うことになる。


航海中はすることがないので、とにかく食べ続ける。続いて昼食は13デッキ中央オープンスペースにある有料レストラン「タベルナ」。スナックバーということになってはいるが、なかなかどうしてこのボリューム。ハンバーガーに至っては、文句なしのアメリカンサイズでナイフとフォーク抜きで食べることはおそらく不可能なほど大きい。

と言っているうちに、鹿児島湾に入った。入港前のレポートを動画でご覧いただこう。


そして、日本で最後の寄港地である鹿児島港に入港。


「マリンポートかごしま」という市内中心部からは少し離れた場所に着岸する。


鹿児島と言えば「白熊」。タクシーで1000円程度のところにある鹿児島市電「脇田」電停から天文館もしくは鹿児島中央駅まで行けば、有名な「天文館むじゃき」で食べることができる。SサイズとMサイズがあるが、写真はMサイズ。かなり覚悟して食べなければならないが、寄港時間はたっぷりあるのでゆっくり食べるといいだろう。なお、市電の運賃は170円均一。


港に戻ってきたところの写真だが、このアングルだとビルにしか見えない。それほど巨大な船体だ。

では、鹿児島港出港前のレポートをご覧いただく。


そしてまた食べる。


この日の夕食は、メインダイニングとも言える6デッキ後方にある「スターダイニングルーム」に行った。無料レストランだが、この日の夕食はバイキング。3食以上きちんと、結構食べてきたのでお腹がいっぱい。それでも、少しだけ食べる。


パビリオンのアンジェリックさんがレスキュー(日本ではヘルプということが多いか)で入っていて、彼女の方が気が付いて声をかけてきたので記念撮影。クルーはたいてい気軽に撮影に応じてくれる。ただし、日本語ができるクルーは日本人と一部の外国人だけなので、基本は英語での会話となる。本当に必要な場合は、日本人を呼んできてくれるので全く問題はない。

しかし、せっかくの外航船なのでわからなくても出来なくても単語だけでも、とにかく英語を話してみた方がよい。記者は昨年フィリピンのセブ島に語学留学をしたので「日常生活に困る程度」の英語はできる。意外と自分の英語が通じるものだと自分で感動したものだ。本当はクルーがこちらの言いたいことを「忖度」して理解してくれているだけなのかもしれない。とはいえ、通じると気持ちがいいので、存分に調子に乗って英語を使ってみよう。1週間の船内留学も悪くない。
ちなみに、ペットボトルは英語で「プラスチックボトル」、ビニール袋は「プラスチックバッグ」、アルコールは「アルコホール」なので、覚えておくといいだろう。


無料レストランでもこのデザート。これでもごく一部。甘党にはたまらないのではないだろうか。


この日のエンターテイメントはマジックショー。
ゾディアックシアター入り口ではマリンガール風の服でクルーが出迎えてくれる。


エンターテイメント部門はクルーズディレクターが統括するが、その日の催し物により演者だけではなくスタッフの服も変わる。彼女らはショーの司会も担当し、日本語と中国語の通訳を担う等、ショーが始まる前のお出迎えから終わった後のお見送りまで実に忙しい。


マジックショーは、観客を巻き込んだびっくりドッキリのハラハラものだった。

この日はこれで終わり。鹿児島を出港すれば、船内時刻が北京標準時に変更になる。日本標準時より1時間だけ時計を遅らせる。日本標準時はUTC+9だが、北京標準時はUTC+8なので、鹿児島から上海に向かう日の夜は1時間多く寝ることができる計算になる。その代わりに上海から日本に戻るときには1時間がなくなってしまうので、時間に関してはだけは「お得」はないのだ。

【4日目】東シナ海を上海に向けて終日航海


明けて水曜日の朝。朝食は8デッキ後方にある日本料理の有料レストラン「サムライ」へ行った。ここは、前述したように朝食に限り日本人限定で無料提供している。
写真は撮影用のものだが、これらはすべてバイキング形式で自由に食べることができる。


上海に到着まで中1日は終日航海なので、どんどん食べていく。
昼食は、サムライの隣にあるインド料理の有料レストラン「タージ」。もちろんカレーなのだが、さほど辛くなく食べやすいものだった。
後に登場する船医もここでカレーを食べていた。


有料レストランながらバイキング形式だったので、デザートも食べ放題。洋風のものはもちろん、インド料理のデザートもあり興味深い。特筆すべきは、ヨーグルト。まるで生クリームのようなもので、フワフワのヨーグルトはおいしかった。


続いて、ブリッジを取材した。操舵室のことだ。通常は入れないが、取材のために特別に入室した。
副船長が目線をくれたので撮影。近代化された宇宙戦艦のような船橋だ。


まるで航空機の操縦席のようなグラスコクピット。レーダーも海図もすべて電子化されており、そもそも舵輪がない。これには驚いた。


船長はフィンランド人で、英語でのインタビューだったが、「スーパータイフーンが来ているんだ。しかし安心してクルーズをエンジョイしてくれたまえ」という口調だったかどうかまでは、英語力が足りずにわからなかったが、とにかくユーモアかマジなのか、なんとも気になるミステリアスな一言だった。後日、キャプテンの言葉がどちらだったのかは明らかになる。

では、東シナ海航海中のレポート動画をご覧いただこう。

(お断り:動画の中で、SNSが使える無料プランと言っていますが、無料ではなく格安のプランです。また24時間使えるプランは115香港ドルと言っていますが、正確には116香港ドルでした。1時間だけ無料で使えるお試しプランは動画レポートの通り存在します。以上、お詫びして訂正いたします)

ここで、ちょっとお恥ずかしい写真を。


前回の「持ち物検査」動画で、紹介した、ぺんてる「大人の水彩パステル」を使用して描いたもの。
絵心がないので誠にお恥ずかしい限りだが、こういうことができるのも、船旅の優雅なところだ。この葉書は、自分宛てに投函した。


キャビンのテレビには、現在地や針路、速力と風向・風速が表示されているので、飽きることなく眺めるだけでも楽しい。


もし病気やけがをしたらメディカルセンターに行くことになる。
ドクター(船医)は、マレーシア人だが、病気や症状の名称を日本語で話していた。クアラルンプールで日本人を専門に診ていたのでわかるらしい。
写真は乗船中の取材アシストをしてくれた石井さやかさん。「ドクターの問診を受けている」風の画作りをしていただいた。

中を見たのだが、病室はもちろん、処置室、集中治療室、手術室もあり、医薬品が入った棚はびっしり詰まっていて、これだけでちょっとした病院。
ドクターによると、簡単な手術なら船内でしたことがあるとのこと。また、「特に船だからといって心配することはありませんが、普段飲んでいる薬がある方は忘れずに持ってきてきちんと飲んでください。船酔いもほとんどないとは思いますが、酔い止めの薬は常備しているのでレセプションに声をかけてください」と、英語で旅客へのアドバイスを得た。
石井さんによると、乗組員は全員検温し、高熱の出ている者や、検査を受けなかった者は寄港地で下船禁止になるほど乗員の健康管理は徹底しているとのことだった。


ドクターがいるのであればナースももちろんいる。彼女はフィリピン人の看護師。肩章をつけているナースなど見たことがないので驚いたが、素直にカッコいい。


この日の夜は、中華料理の有料レストラン「シルクロード」。アラカルトで撮影用に出していただいたものは、中国の宮廷料理かどうかはわからないが、美しい美術品のような盛り付けが目についた。日本の中華料理店でも食べたことのない料理ばかり。


しかし、シルクロードではちょっと物足りなかったので、パビリオンに行った。有料レストランは当然のことながら無料の1日6食にはカウントされないので、同じ食事の時間帯に有料と無料レストランを利用することは可能だ。なお、無料レストランを同じ食事時間帯に2度以上利用した場合は2度目からは有料になる。写真は2名分だが、撮影用ではなく普通に出てきてこれなので、ボリュームは満点。満漢全席とは言わないが、記者にはこれで十分だ。
トップ画像は、この時に撮影したものだ。中国人クルーのウェイイーピンさんと、おなじみアンジェリックさんと記念撮影したもの。

夕食も終わり、キャビンに戻るとお手紙が。


記者は、翌日の上海では地理に明るくないために、船会社主催のオプショナルツアー参加を申し込んでいたのだが、その参加証と案内状だった。
こうして東シナ海を一路上海に向けて航行していった。
続きは次回の講釈(第3回・最終回)で。→【デブの楽ちん珍し旅 Destino nueve】1週間を食っちゃ寝で過ごす素敵なクルーズ船の旅(第3話)【動画多数】

本連載にかかる動画再生リストはこちら
再生リスト<YouTube>

※写真・動画はすべて記者撮影・収録
取材協力 スタークルーズ