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ジャズミュージシャンにはデカメンが多い!? もっと気軽にジャズを聴いてみよう!


PosiBigをご覧のデカメンの皆さま、北海道は札幌ススキノのそばでカフェをやっています“ケンケン”こと野々村研太郎です! お店の名前はCAFE サーハビー。

お店でいつも流しているBGMは、主に洋楽のロックやR&B、ボサノバなどを、店内の雰囲気や時間帯などに合わせてチョイスしています。そんな中でも昼も夜もオールマイティーに使えるのはジャズ。店内でジャズを流すとイイ感じのムードになるんです。



皆さんはジャズは聴いたことはありますか?

よく言われているのが、ジャズってなんか難しい、敷居が高い、何をどう聴いていいかわからない、という具合に、ジャズってなんか敬遠されがちなジャンルな気がします。

今回はそんなちょっと難しいイメージのあるジャズを、皆さんがもっと気軽に楽しく聴けるように、レクチャーしたいと思います!

「最近さぁ、ジャズにハマってるんだよね」

皆さん一緒に、なんかインテリっぽくて、こだわってるっぽくて、カッコイイっぽい、そんなモテビッグ(モテるデカメン)を目指していきましょう!(※あくまで“っぽい”感じで)


親近感が湧く! ジャズミュージシャンにはデカメンが多い!?

ジャズの難しそうなイメージを払拭するために、まずは見た目から入りましょう! 

ジャズのミュージシャンって、けっこうデカメンが多いんです。デカメンジャズマンをズラズラっと紹介しますので、我々デカメンにしかわからない親近感を感じてください!

 
 
 
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最初はこの人、チャーリー・パーカー。ジャズの歴史を作ったと言っても過言ではないアルトサックスの巨匠です。ポッテリとした見た目が安心しますね。チャーリー・パーカーは後ほどアルバムも紹介します。


 
 
 
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こちらもジャズの巨匠、ルイ・アームストロング。トランペット奏者ですが歌手としても有名です。デップリとしたお腹に親近感を感じます。 ルイ・アームストロングも後ほどアルバムを紹介します。たぶん皆さんにも聴き覚えがある歌声だと思いますよ。


 
 
 
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続いてはこの人、ガストン・ホヤ。キューバ出身のベーシストです。プレイヤーでもあり作曲家、プロデューサーとしても活躍しています。いやー! いいボリューム感ですね!



この人もイイ感じに丸くて親しみがわきます。ヒュー・マセケラ、トランペット奏者です。


 
 
 
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そしてこの人、奇才のピアニスト、セロニアス・モンク。フテブテしい態度ですがどこか愛くるしさがあります。



ピアニストからもう1人、ジョージ・デューク。ポッチャリした体で陽気にピアノを弾く姿は、見てるだけで楽しくなってきます!



そして最後に紹介するのが、僕が一番大好きなデカメンジャズミュージシャン、キャノンボール・アダレイ! 野太いブリブリっとしたサックスの音もカッコイイんですが、まずキャノンボールっていう名前にグっときたのと、極めつけだったのが次の写真!



デブっちょなのに、膨張柄のボーダーのポロシャツを着ている! しかも笑顔で! この潔さにシビれました。

この写真は超名盤のアルバムの裏ジャケットなので、こちらも後ほどアルバムを紹介します。


さあ! どうでしょうか! かなりジャズに対して親近感が湧いてきたんじゃないでしょうか! ジャズって我々デカメンのための音楽って感じがしませんか? 見た目だけですが。

なぜジャズミュージシャンにはデカメンが多いのか? という論争には諸説ありまして、肺活量が大きいから管楽器に有利だからとか、売れっ子になってお金が入ると贅沢をするからとか、ジャズの街ニューオリンズの人たちは食べる量が多いからなど、どれもウソかホントかは謎です。


ジャズ入門の失敗談(実話)から学んだジャズの楽しみ方


気軽に楽しくジャズを楽しむにあたり、僕がジャズにハマれなかった時の実際の失敗談を交えながら、ジャズの楽しみ方のポイントを整理していきます。

カッコイイ音楽、気に入った音楽を聴く、という部分では、皆さんがいつも聴いている音楽と、なんら変わらないんですが、ちょっとした特徴と言いますか、コツみたいなのがあるんです。

  • おすすめの名盤アルバムでも、初めての1枚には向かないものがある
僕が初めてジャズを聴いてみようと思ってすすめられたのが、ジョン・コルトレーンというサックスの人のアルバム。ジャズでは必ず名前が出てくる超有名な人です。

でもこれがなんか暗い感じで難解なんです……。第一印象は「何だこれ?」でした。確かに名盤ではあるんですが、当時はこれをどう楽しめばいいのかわからず、結局この時はジャズにはハマれませんでした。

ジャズの聴き始めに玄人好みのアルバムを選んでしまうと、いきなり敷居が高くなって拒絶反応が起こるので、最初は単純明快なわかりやすいものを選ぶと入りやすいです。

  • 好きな楽器を見つける
例えばロックを細分化してジャンル分けをすると、ハードロック、パンクロック、フォークロックなどに分かれますが、ジャズの場合は楽器単位でジャンル分けされます。

サックス、トランペット、ピアノ、ギター、ベース、ドラムなど、各楽器単位でジャンル分けされます。

いろんな楽器のアルバムを聴いてみて、自分が好きな楽器、自分の耳触りの良い楽器見つけると良いです。

  • バンドという概念があまり無い
このバンドのアルバムは全部持ってます、というお気に入りのバンドは皆さんにもあると思います。僕も今まではバンド単位でCDを集めていました。ビートルズとかローリング・ストーンズとか。

ジャズにはいわゆるこういうバンド単位という概念があまりないんです。僕もこれにはちょっと最初は戸惑いました。いろんなのを聴きたいけど、広げ方がわからない……。

  • ジャズはプレイヤー単位で選ぶ
バンドの概念があまり無いジャズは、個々のプレイヤーが軸になってきます。

サックスプレイヤーのアルバムだったとしても、レコ―ディングにはドラムもベースもピアノもいます。そのレコーディングメンバーの、例えばピアニストがまた別のぜんぜん違うメンバーとレコーディングをしてアルバムを出したりしています。

ここがジャズの一番ややこしい所だと思います。ジャズを聴く時はプレイヤーを追いかけて聴く、このポイントを押さえておけば迷うことはないです。

  • ジャズのほとんどが一発勝負のアドリブ!
ジャズの曲って、メインとなるフレーズはあるにせよ、そのほとんどの演奏はその場のアドリブなんです。単純な進行だけ決めてあとはプレーヤーの技量に委ねられる。だから生々しくてスリリングなサウンドが生まれるんですね! なるほどプレイヤーが軸になってくるのも頷けます。

  • 詳しくなくてもぜんぜん大丈夫! ただ単純にカッコイイでOK!
ジャズはどこか詳しい人が偉いみたいな風潮がある気がします。俺はこんなの知ってるぜとか、ジョン・コルトレーンのいついつのレコーディングの何テイク目のソロが神がかっていて素晴らしいとか、確かに詳しいに越したことはありませんが、単純になんかカッコイイ! でぜんぜんOKなんです!

僕はかつて音楽を聴く時は、事前にあれこれ調べて、あらかじめ情報を入れてから聴くタイプでした。でもジャズは、いろいろ調べて聴いてみても、その良さがわからなくて何度も挫折しました。

そんな時に聴いたのが、チャーリー・パーカー。なにも考えずに単純にカッコイイなと思ったんです。僕自身が頭でっかちになってたんですね。ジャズは知識がないとダメ、みたいな。

ただ単純にカッコイイと思ったのが、僕がジャズにハマったきっかけでした。


これだと入りやすいかな? おすすめジャズ入門アルバム7枚。

デカメンジャズプレイヤーで親近感を覚え、ジャズの楽しみ方のポイントを押さえたうえで、入門編におすすめなアルバムをいくつか紹介します。どれも有名な名盤で、聴きやすさ、ハマりやすさで選んでみました。


チャーリー・パーカー / ナウズ・ザ・タイム
Charlie Parker / Now's The Time
(アルトサックス)

僕がジャズにハマったきっかけになった1枚。全体的に軽快なリズムの曲が多く、チャーリー・パーカーの超絶スピーディーなサックスソロが全開のアルバムです。

最初に決まったテーマ(フレーズ)を全員で演奏した後、アドリブで順番に演奏する「ビバップ」という現代ジャズの基盤となった形態を確立させた立役者。ジャズの歴史にも多大に貢献した1人です。

そんなアルバムの中からタイトル曲の「ナウズ・ザ・タイム」の音源動画です。





ルイ・アームストロング / ホエン・ユー・スマイル ~ ベスト・オブ・ルイ・アームストロング
Louis Armstrong /  When You Smile ~best Of Louis Armstrong
(トランペット、ボーカル)

一度聴いたら忘れない、甘くハスキーな特徴的な歌声は、皆さんも一度は聴いたことがあるんじゃないでしょうか。「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド / この素晴らしき世界」や「ムーン・リバー」など名曲揃いです。

「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド / この素晴らしき世界」はテレビ映画でも数多く使用されている有名曲です。





ディジー・ガレスピー / ザ・グレイテスト・オブ・ディジー・ガレスピー
Dizzy Gillespie / The Greatest Of Dizzy Gillespie
(トランペット)

ディジー・ガレスピーは、先ほど紹介したチャーリー・パーカーとよく共演していたトランペット奏者で、バリバリなトランペットソロを聴かせてくれます。耳に残るフレーズの名曲も多いです。

ジャズのスタンダード曲として、多くのジャズミュージシャンによって演奏された「ナイト・イン・チュニジア / チュニジアの夜」の音源動画を。とてもエキゾチックです。





ソニー・ロリンズ / サキソフォン・コロッサス
Sonny Rollins / Saxophone Colossus
(テナーサックス)

テクニカルでのびのびとしたサックスを聴かせてくれるのがソニー・ロリンズ。ちょっと低い音のテナーサックスが艶やかでカッコイイです。代表曲の「セント・トーマス」はカリビアンな雰囲気が漂う名曲で、何度でも聴けちゃいますす。

ちなみにこのアルバムでドラムを叩いているマックス・ローチは、いろいろな人のレコーディングに参加していて、この時期のアルバムにはよく登場します。





ビル・エヴァンス / ワルツ・フォー・デビイ
Bill Evans / Waltz for Debby
(ピアノ)

ビル・エヴァンスは、美しく優しいピアノの音色に、優れたテクニックを溶け込ませ、後世に多大な影響を与えたピアニストです。その代表作のこのアルバムは、ジャンルを超えて愛される傑作です。

そのタイトル曲の「ワルツ・フォー・デビイ」を。僕が一番好きなピアニストです。





マイルス・デイヴィス / カインド・オブ・ブルー
Miles Davis / Kind of Blue
(トランペット)

ジャズの巨匠、マイルス・デイヴィス。なんとなく名前は聞いたことがあるんじゃないでしょうか。マイルス・デイヴィスのアルバムはどれも名盤なんですが、ちょっと注意が必要です。

マイルスは時代と共にそのプレイスタイルを大きく変え、マイルスがジャズの新たなジャンルを作ってきたと言ってもいいくらいなジャズのパイオニアです。なので時期によって演奏がぜんぜん違うんです。マイルスの中でも特に名盤と言われている「ビッチェズ・ブリュー」というアルバムは、確かに名盤なんですが、かなり難解な作品なので初心者向きではなかったりします。

そんなマイルスの中でも、クールでカッコよくて聴きやすいのがこの「カインド・オブ・ブルー」。

先ほど紹介したチャーリー・パーカーのアドリブ全開のビバップとは対照的に、非常にクールで繊細な演奏になっています。これはモードジャズと呼ばれ、ビバップの時代からモードジャズの時代へジャズの歴史は移り変わっていきます。ビバップがコード進行とアドリブを重視したのに対し、モードジャズは旋律(モード)を重視したスタイルです。このように常に新しいスタイルを生み出してきたのがマイルスの凄いところです。

ちなみに初期の頃のマイルスはチャーリー・パーカーを師事して共に演奏をしていました。パーカーとマイルスの師弟関係、そしてビバップからモードジャズへの移り変わり、個々のプレイヤーを軸にしてジャズの歴史が移り変わっていく、こういった人間ドラマも、ジャズの面白さの一つです。

さらにこの「カインド・オブ・ブルー」のレコーディングメンバーも超豪華なんです。ピアノが先ほど紹介したビル・エヴァンス、テナーサックスは僕が初めに聴いて挫折したジョン・コルトレーン、アルトサックスには僕が一番好きなデカメンジャズプレイヤーのキャノンボール・アダレイ。もの凄いメンバーが揃っています!

そんな「カインド・オブ・ブルー」から1曲目の「ソー・ホワット」を。非常にクールでカッコイイです!





キャノンボール・アダレイ / サムシン・エルス
Cannonball Adderley / Somethin' Else
(アルトサックス)

そして最後に紹介するのが僕の大好きなキャノンボール・アダレイ。このキャノンボールというのは実はあだ名で、大食漢という意味のキャンニバル(cannibal)から付けられたとも言われています。ますます親近感が湧きますね! 例のボーダーのポロシャツを着ている写真はこのアルバムの裏ジャケットです。

キャノンボールのサックスプレイは、奇抜なフレーズを野太くブリブリっと吹くのが魅力的で、見た目も演奏も大好きなジャズミュージシャンです。

レコーディングメンバーには天才マイルス・デイヴィスがトランペットで参加しているので、マイルス色も強く出ているアルバムです。ドラマーのアート・ブレイキーもドラムの名手で、多くのアルバムにも参加し、自らのリーダーアルバムでも名盤を数多く残しています。

ちなみにこのアルバムは「ブルーノート・レコード」というレーベルからリリースされています。この「ブルーノート・レコード」は今年2019年でちょうど創立80周年を迎えるジャズでは超名門なレーベルです。ブルーノートはどのアルバムを聴いてもまず間違いがないレーベルです。ジャケットのデザインも独特のモダンなデザインで、ブルーノートのレコードを集めるブルーノートコレクターもいるくらいです。

ジャズは楽器とプレイヤーで選ぶのが良いと最初に書きましたが、同じプレイヤーでもいろいろなレーベルからアルバムをリリースしている場合が多いので、レーベルでチョイスするのも面白いです。

アルバムの1曲目に収録されている名曲「枯葉 / オータム・リーブス」。前半は天才マイルス・デイヴィスの泣きのトランペット。キャノンボール・アダレイのサックスは2分過ぎくらいから聴けますが、オフィシャルのYoutube動画はその前で終わっちゃうので、関連動画もチェックしてみてください。

 

気軽な気持ちでジャズを聴いてみてください!


なかなかハードルが高いイメージがあるジャズ。できるだけハマれそうなポイントをピックアップしながら、わかりやすく紹介してみたつもりですが、皆さんいかがだったでしょうか?

一度好きになると、みるみるハマっていくのがジャズです。最初は気負わずに気軽な気持ちで聴いてみてください。なんかカッコイイなと思ったら、そこから少しづつ掘り下げていくと、自分好みのジャズが楽しめるはずです!

ジャズは夜にムーディーに聴くイメージがありますが、朝でも昼でもよく合うので、意外に使い勝手の良いジャンルだと思いますよ。朝の出勤準備の時や、休日の午後のティータイム、夜にお酒を飲みながら、ちょっとジャズを流してみると、これがなかなかイイ雰囲気っぽくて、カッコイイっぽいんです!

最初はそんな“っぽい”感じから始めてみましょう。

皆さんもぜひ、ジャズを聴いてみてください! なかなかジャズも楽しいですよ!

ではまた。

CAFE サーハビー
【住所】〒060-0063 北海道札幌市中央区南3条西6丁目和光ビル2F
【営業時間】15:00~24:00(金土祝前26:00)
【定休日】日曜
【電話】011-200-0546
【HP】https://cafe-sahabi.com/

ぽっちゃりミュージシャンシリーズはこちら
世界のぽっちゃりミュージシャンを探せ!(アメリカ:ヒップホップ編1)
世界のぽっちゃりミュージシャンを探せ!(アメリカ:ロック編)
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